本日二月一日近くの神社も節分の準備で衣替え 紅白の幕をひろげて
寒い京都に奈良よりご夫妻でご来店持ち込み査定
ご夫妻はネットで調べて来店頂きましたが 私普段は店に居りませんのでご連絡いただいてからの
ご来店をおすすめします。
でもこれも縁ですね。今日は店員さんがお休みで店番していて良かった良かった。
本日は先代がお茶の先生だったということで家にあった掛け軸を何本か持って来ていただきました。
Q&A
掛け軸の箱は 大事ですか?箱がなくても見てもらえますか?
箱がなくても大丈夫です。中身が一番重要です。
しかし箱といいますと良く共箱と耳にすると思います。これに対して合わせ箱というものもあります。説明しましょう これは 掛け軸の絵を描いた作者が作品を完成させた自身の作品にサインをして判子印を押しますが これは 私が描きましたという証明でサインや印は その意味です。
作品の絵を掛け軸に仕立てたのちに専用の採寸で箱をこしらえます。
この時にも桐や杉など箱の材木などに思考を凝らす人もいますのでここも一つの見どころとなります。
共箱とは 中身の作品と箱の蓋にあるサインなどが一致するものでこれなオリジナルの箱だあるという証明また中の作品を間違いないですよという証明でもあります。
このことを逆手にとった贋物も多くありますのでご注意ください。
作品のサインと箱蓋裏のサインが一致していて共箱になります。
これとは別にただ保管のために作られた箱やあり合わせで納められた箱を合わせ箱といいます。
しかし桃山時代や江戸時代からの伝世品の箱などには鑑定のいみの書付きであったり時代の箱などもあり合わせ箱だからと言って価値のある箱もありますので汚いぼろの箱だからと言って棄ててしまわないように一度信頼あるプロに見ていただいたほうが安心です。
箱の表には絵の題名などがあります。春雨とありますので箱の題をみて春のお軸だと悟る訳です。
箱より取り出しますお軸を解きまして釣りますと
なるほど 「春雨」桜の下を雨の中燕がヒナの待つ巣に急いでいるのでしょうか?
雨の中でもうれしい楽しい命の芽生えを感じます春です。
早く春が来ると良いですね。
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