「相見積もり」の意味とは？骨董品美術品古美術商が教える依頼時のルール、マナーなどを解説

「相見積もり」とは？

「相見積もり」というのは、同じ条件でいくつかの業者に見積もりを出してもらって、いろいろな条件や価格を比べることです。

「相見積もり」を入手することによって、業者による納期や価格の違いなどが確認できるので、契約をよりいい条件で結ぶことができます。

また、一般的に個人の引越しなどのときにも「相見積もり」を希望することが多のではないでしょうか。
古物の世界では中古車の一括見積などのサイトが人気らしくこれは相見積もりを代行する業者に一括で依頼することができるお手軽な売却方法だと思いますが複数の中古車買取業者よりしつこく営業の電話がかかってくるなど一括査定の弊害も報告されています。便利には良からぬおまけがあるようです。

「相見積もり」の使い方とは？

有効期限や金額、サービス内容など、しっかりと選択するポイントなど確認して「相見積もり」を入手するのがビジネスの基本です。
また引っ越し屋さんに相見積もりを依頼するなども一般的です。
では骨董品美術品の相見積もりはどうでしょうか？
ネットやSNSが主流の現代相見積もりに気軽に請け負う業者も多く無料査定や鑑定無料といった査定業者さんを何件も依頼する人も多いようですが正しい相見積もりルールと
はどのようなものでしょうか

「相見積もり」を入手するときのルール・マナーとは？

相見積もりを依頼する人ははじめて相見積もりを依頼する人も多くこの行為に対して無知な人が多いようですが実はルールやマナーが、「相見積もり」を入手するときにはあります。

ルールやマナーを守らなければ、不快な思いを相手がするのみでなく、迷惑をかけることもあるため注意しましょう。

ここでは、「相見積もり」を入手するときのルール・マナーについてご紹介します。

同じ条件で頼む

骨董品や美術品の「相見積もり」の目的は、価格や買取の範囲などの条件を比べるためです。

そのため、条件が違っていると正しく比べることができません。

骨董品や美術品の「相見積もり」を依頼するときは買取商品の個数や範囲同じ条件で頼むのが基本です。
同じ条件といいますのは入札方法の開示の状況にも注意が必要です。

会社やビジネスでの相見積もりでは複数の他社に条件や納期個数などをお伝えして
各社で争奪の見積を考慮します。引っ越し屋さんの相見積もりにおいても同じ条件運び出す荷物の多さや次の家の搬入時の設置や家具の組み立てサービスなど依頼者に有効なサービスなどは相見積もりの決定条件になることは最もなことでしょう。
三社に依頼するのであれば見積日時は同じ日程どうしても同日は叶わない時は確定査定日の三日前後が好ましいと考えます。
日時のずれは相場の違いが生じる恐れがあり公平な条件とは言えなくなります。
純金や純銀の買取相場は毎日変動します。円相場なども同様で情報社会である現代に三日間のずれは致命的な違いに結び付くこともあります。

「相見積もり」を依頼するときの条件は、しっかりと公平に設定しておきましょう。

「相見積もり」ということをはじめに伝える

「相見積もり」を依頼するときのマナーは、前もって相手に「相見積もり」ということを伝えることです。

「相見積もり」ということを伝えないで頼むと、自社に決まったと相手は考えて運び出すときの人数の確保やトラック・ワゴン車といった準備など進めてしまいトラブルが発生することもあり得ます。

また、「相見積もり」が他社にも依頼されていることがわからなくて、A社ところに決定したことを他から知ったときは不快な気持ちにさせてしまいます。

そのため、頼むときには「いくつかのところに見積もりを頼んでいます」というのがマナーです。

買取範囲や条件をはっきりと伝える

「相見積もり」を頼むときはを買取してもらいたい品物の範囲条件をはっきりと伝えることが必要です。

事情が相手もあるため、希望するよう買取の品物がそもそも業者の査定できる物でなかたり着物は見れない業者や掛け軸のみ欲しいなど業者さんにより範囲が異なることもありますので先に大まかな写真画像を送るなど査定までに打ち合わせするのがおすすめです。

査定日とは別日に相見積もりの業者選定日決めておきましょう。
相手に知らせないで「相見積もり」を頼むと、お互いに最終的に無駄な手間のみをかけことになりかねません。

無料査定や出張無料などの業者としていえ時間や経費を相手が使っていることを考えて、やり取りがスムーズにできるように心掛けましょう。

無料とはいえ御車代やお礼などの準備があると良いでしょう品数が多く査定に時間がかかる時や真夏の作業の時などはペットボトルのお茶を用意するなど丁寧に対応することをお勧めします。
一合一会の精神は依頼者も買取業者も同じです。
忘れてしまいがちですが品物を売る側は依頼者の方です買取業者は貴方のお客様だと言えるでしょう。

「相見積もり」依頼するときに確認すべきこととは？

ここでは、「相見積もり」を入手するときに確認すべきことについてご紹介します。

まずは信頼できる商店を選びましょう

ご自身の条件にあった買取業者のリサーチが大切

依頼者にうれしい条件

「相見積もり」を確認するときは、査定価格にのみ着目しがちですが、必ずいろいろな条件も確認しましょう。

代表的依頼者にお得なうれしい条件としては、搬出条件支払い方法、片付ける範囲など
依頼者が嬉しいサービスも含んでいることがありますので業者さんに確認しましょう。

また条件について十分に確認していないことによってトラブルが発生することは多くありますので注意しましょう。

見積価格の有効期限

「相見積もり」には、基本的に有効期限が設定されています。

また、短めに「相見積もり」の有効期限が設定されているときは注意しましょう。。

そのため、「相見積もり」を入手するときは注意しましょう。

「相見積もり」を断る方法とは？

ここでは、「相見積もり」を断る方法についてご紹介します。

断るときは必ず連絡する

「相見積もり」を依頼して、いくつかのところを比べて検討すれば、どこかのところは断るようになります。

必ず断るときは連絡しましょう。

断る理由をきちんと伝える

せっかく「相見積もり」をしてくれたため、断るときはきちんと理由を伝えしましょう。

「相見積もり」をしてくれたことに感謝する

「相見積もり」には労力や時間がかかります。

断られると、残念な気持ちにさせることは間違いありません感謝の気持ちを伝えましょう。