中国美術呉須赤絵龍花鳥紋盤 φ35cm 美品明(RC485) | 京都の骨董品買取店まごころ査定老舗の信頼「安尾京栄堂」

呉須とは古くから染付などの磁器に使われているあお色の顔料のことです。江戸時代初期に中国より有田にもたされたと考えられており今日では特定の産地にとどまらず広く陶磁器に使われています。他の絵の具と違い、呉須は素焼きの状態で着色するためそのあおが色あせることはありません。

本作品は呉須赤絵花鳥紋大皿径３５㎝明時代の作品です。
皿の縁部分に見えますホツ傷のようなものは虫食いと呼ばれるこの時代の特徴で古染付などにも見られます。先人の数寄者たちはこの釉薬の剥げを虫が食った木材の枯れた様子を焼き物の表現に転用し楽しんだようです。
時代箱に更紗の風呂敷付です。京都の旧家に伝来した優品です。

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