「父親が残した骨董品を整理して欲しのですが 家具などもいけますか?」とご連絡いただいたのは 秋になってからの事でした。 他府県にお住まいのご夫妻は 年末の12月に 京都の今は誰も住んで居ないお家の整理のために帰郷するので その時に 一緒に骨董品を 整理して欲しいというご依頼です。
何ヶ月か前から 12月の予定を 予約して頂き また 前日にも 丁寧なご依頼の確認を 頂きました。
依頼人の丁寧な人柄に ありがたく まだお会いもしていない私を ご信頼頂きわたしも身が引き締まる思いで 当日 訪問いたしました。
家に招かれて ある程度どこにどの様な物が あるという説明をして頂きましたので まずは 二階から 骨董品や美術品を 仕分けていきます。
二階の部屋には 薮内佐斗司の家守の額リトグラフや絵画 作家の家具 螺鈿の文箱 硯 などの作品が あり 部屋の中央へ作品たちを 集めさせてもらいました。
次は 一階の和室 床の間まわりと押し入れと順に仕分けて行きました。
やはり家の中心 和室の押し入れや上部の袋戸棚には 掛軸や茶道具 また 銀製品の収集を されていたのてましょう 沢山のシルバー 銀製の品物 茶器 盃 竹影堂 蔵六 三越製 数々 ボンボニエールなども …
古い掛軸などもあり 古伊万里や九谷などの食器類もたくさん出てきました。
聞けば 掛軸や古伊万里などは 元々 この家に引越しする前祖父が に使っていた食器を 価値があるかないかわからないままに 普段使いしていたのだと話してくれました。
古伊万里のデザインは 見た目にも華やかな物も多く ただ昔から家に有る物を 気に入って使っていて 壊れたりすることなく大切に使っていたというのも 良い話しだなと感心いたしました。
たくさんの銀製品は グラムではなく 製品と作者の付加価値で査定させてもらいました。
結果的に グラム換算より数十万円高くなりました。大変喜んで頂きました。良かったです。
年末に良い商談でありがたいです。
久しぶりにしっかり大金を使いましたが 良い物に出会えた時は しっかり買うのが仕事です。良い仕事ができました。
しかしながら 銀製の物が たくさんあるのに 金製の物が一つもないのでとても不思議で お尋ねいたしましたら 私に来てもらう前に 手持ちで指輪やネックレスと一緒に金製の急須なども貴金属買取業者に持ち込みされたらしくグラム換算で処分したとのお話しでした。これは 大失敗かも知れません。
金 銀 プラチナ製の[美術品]は 特にご注意ください。製品(金瓶 銀瓶 急須 茶入など)の貴金属は 骨董品 美術品の査定ができる古美術 骨董品の買取店を おすすめいたします。
グラム当たりいくらでは 桁違いになる事も …
理由は 別のブログで 説明させていただきます。
デザイナーズ 作家物 家具は 今回 ハイエースに積めないと判断いたしまして
年明けに 家具のみの引き取りでトラックで対応することになりました。
来年もよろしくお願いします。