「屏風や掛軸を 見てもらいたい」とお電話いただきました。 ご主人の 先代までは 北陸の港町で海鮮問屋を営む豪商たったと熱心に話してくださいました。
訪問日を事前に合わせ当日 午前10時の訪問です。
お家にお邪魔いたしますと 私が 見やすいように 和室の壁に掛軸を全て吊るして待っていてくださいました。古画 狩野探幽をはじめ 狩野派の掛け軸 土佐派 唐画(中国)も数点
とても見やすくお心遣いありがたいく感謝です。
一階で掛軸を 見終わりますと 雑談のあと しばらくして 二階に通されました。
二階には 屏風や木箱に入った古伊万里 九谷などの食器類などが ずらりと並べてあり けっこうな品揃えに驚きました。 金沢の近くと言う事もあり 古九谷の青手の皿や明治くらいの赤絵皿などたくさん見せていただきました。
さすが海鮮問屋を営んだ豪商の荷物です。
もしかしてですが 北陸の交易船 北前船ゆかりの御道具と思われる物も何点かありました。 令和の時代の現代まで 北陸から離れた京都の宇治市で 脈々と受け継がれしっかりと保存されている こんな事もあるんですね
本当に驚きました。
やはり 日本と言う国は 文化の国だなと改めて実感いたしました。
今回はとても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。